CUBERSのLINE CUBE SHIBUYAワンマンに行った感想を書いている途中で解散発表された

ライブ当日の帰り道からずっと、感想を記録したくてメモ帳アプリに書いていた。気が向いたらアップすればいいか〜と思っているうちにグループの解散が発表されてしまった。悲しいけど、感謝を込めてちゃんとまとめる。

参加のきっかけ

以前書いた通り、数年前から段階的に知っていってはいた中、昨年6月にYouTubeのおすすめにパフォーマンス映像が出てきたことがきっかけで突然好きになったCUBERS。7〜8月にフリーライブツアーの中継を毎週楽しみに見ながら「行ってみたいけど、どうすれば参加できるんだろうなー」と思っていた(今思えば会場に行けばいいだけ)。その中継内で「来年5月にLINE CUBE SHIBUYAでライブをします!」と発表されて、なんか急にずいぶん先の話をするんだなーと実感なく見ていた。でも、ホール会場というところに個人的に安心感を覚えて、急に「ちょっとこのライブは行ってみよう!」と思い立った。学校や会社の行事でもホールには頻繁に行っていて馴染みがあるし、今までに見たことのある演劇やライブも全部いわゆるホールクラスだった。だからチケット買って席に座れば確実に見られて安心じゃん!というのが決め手になって、LINE先行で申し込んだ。とはいえ、もう思い立ってしまったのに実施日があまりにも先すぎて待ちきれず、普通にその間にライブデビューし、ライブハウスや商業施設の中での公演を見ることは難しくないしすごく楽しいことを学んだ。あと山梨県はめちゃくちゃ行きやすいことも学んだ。さらに「チケット買って席に座れば見られて安心!」と意気込んで応募しても普通にご用意されない場合もあることも学んだww

もちろん新曲リリース・配信・ラジオ・個々の活動なども追っていた。直近は毎日配信をやっていたけど、毎回面白くて大笑いしていた。「オトナブルー」のカバーダンス、新人時代の映像鑑賞、メンコみたいな板を投げて裏表を揃えるゲーム、お母さんサプライズ登場あたりがお気に入りで今でも見返す。あんなに遥か先の話だと感じていたのに、楽しませてもらっているうちにライブ当日を迎えてた、という感覚。

 


開演まで

2023年5月26日(金)当日。個人的に良くも悪くも土日休みではないので、仕事はしれっと午後だけ希望休で渋谷に直行。渋谷は数年前までよく行っていて馴染みがあるつもりだったけど、東京五輪の影響なのか駅構内の表示とかが変わってて普通に迷った。1度でも好きになったことがあるアイドルの曲はことあるごとに頭の中で流れるんだけど、今回は駅や道を歩いてる間中脳内がずっと「トーキョーラビリンス」だった。多分今後の人生で都心に行くたびに、トーキョーラビリンスを心の中で歌うと思う。

スクランブル交差点を渡って西武百貨店側に進み、MODIを見ながら左に曲がった坂をひたすら登ったところにある、異様にカワイイ外観の建物が会場の"LINE CUBE SHIBUYA"。所要時間は10分くらいかな。ライブ会場ってグレーのコンクリ打ちっぱなしで無機質なイメージだったけど、カラフルでキラキラなガラス窓にピンクとグリーンの外壁で、可愛すぎてびっくりした。なんか謎のオシャレな庭園みたいなのも近くにあった。

せっかく早めに着いたので、事後通販があることはわかってたけど、謎の庭園まで埋め尽くすような長蛇の列だったグッズ販売に参加することにした。レジまで1時間以上かかった。それもなんだか楽しかったけどね。HMVが出展して旧譜を売っていたので、声援ありのライブが見たいなーと思って収録内容を調べ、妄想ロマンスの初回盤を購入。ノベルティの小さい集合写真も2枚ゲット。嬉しい。

入り口に等身大パネルが2つ置いてあって、1つがサイン入りなのはいいんだけど、もう1つがなんとメンバーの顔部分だけくり抜いた顔嵌めパネルだったwww面白過ぎて9ちゃん動画に投書したくなったw(後日ラジオでも触れられてたけど「何で顔を切り抜こうと思ったの?」ってやっぱり9ちゃんに言われてたwサイン入りの方は事務所に飾られているらしいけど、顔嵌めは一体どこへ…)

開演までかなり時間があったのでネットカフェに行ったら、空室がDVD鑑賞ルームしかないと言われた。せっかくだからその部屋に入り、さっき買ったCDの特典を早速見た。ライブ映像が予習になって何気にラッキーだったな。

待ち時間にソワソワするので、ホール会場の安心感を存分に活かして開演直前に会場に戻って着席。途中にLINEスタンプのキャラクターのでかいオブジェがあってめちゃかわだった。帰りに撮った。

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会場は椅子も座りやすいし前後の人との距離も取れていて、何よりステージがめっちゃ見やすい。1階席のかなり後ろの端の方だったけど傾斜がついてるから何不自由なかったよ。超快適。


ライブ中(箇条書き)

箇条書き・思いついた順に書きます。当日の帰路でメモってたことも時間経ってから思ったこともごちゃ混ぜ。

 

・セットリストや出来事はたくさんネットニュースになっている。写真かっこいい!https://amp.natalie.mu/music/news/526308

・公演時間はアンコール含めて2時間くらい。

・めっっっちゃ楽しかった!!

・Chi-Chi-Chiの盛り上がりがすごかった。頻繁に歌われている曲だけど、声出し+客席タオル回しで披露してるのを見た記憶がないし探しても見つからないので、リリース時期から考えても初めてだったのかな。めちゃくちゃ楽しかった!

・最後のコーラスをお客さんだけで歌って!と急に言われてもみんなすぐに応えられてたのは、コロナ禍でも定番曲にし続けて新旧のファンに定着させてきたからなんだろうなと思った。

・全体的に盛り上げ方もファンの掛け声も比較的控えめなイメージだったけどそうとも限らなくて、割とオラオラした強気なノリ(そんなもんじゃねーだろ!?お前ら行けんのか!?的な)もあって意外だった。むしろ引っ張ってくれるから初心者でも居心地よかったな

・自己紹介も現行の内容で声出しありは初なのかな?みんなが分かっているいつものセリフと、今日だけ特別なやりとりのバランスが全員すごく楽しかった。

・優くんの自己紹介ターンでいつもある「優が何を言ったか分かった人ー!→客席無反応→誰も分からないようですね」というくだりで「分かった」と返事するお客さんが結構居て「ごめんね分かんなかったことにしてくれる!?」とみんな困ってたのが、めっちゃコロナ明けって感じで面白かったwこの時期ならではの貴重なものを見た

・人生HeydayがオープニングでSamenaideが本編ラストと曲順ガチ予想(何という無駄なこと)してたんだけど、まさかの正反対だった。

・Samenaide、いきなり歌声から始まるしセットや衣装の雰囲気ともぴったりでワクワクした。

・セットの印象「ミュージカルのアニーでタップダンスするところ」「ディズニーシーの劇場でやってるショー」とか色々思い出してたけど、多分まとめた言い方だと「ブロードウェイ」。メンバーをメインに映した写真や映像だとわかりにくいんだけど、背景のキラキラストライプが遠くから見るとビル街に見えて綺麗。

・人生Heyday、新曲だからフリーライブでもよく最後に歌われてたけど、すごく楽しい曲なのにラストにぴったりだよね。いつもとても前向きな気持ちになる。 3分しかない曲なのに緩急が激しくて、可愛さも見応えも面白さも切なさも入ってるところが情緒をかき乱されて好き。声出し曲で終わったのもなんかスッキリして楽しかった。

・キラキラした衣装→まさに販売中のグッズで着ていたラフな衣装→メンカラ(と呼ばないのかも知れないけど、おなじみの赤青黒黄桃)のパンツとグッズ?Tシャツで出てきた。どれも素敵で、出てきた瞬間「おおっ!」ってなる意外性もあった。冒頭で着てた衣装を後日の写真で見ると、めちゃくちゃ細かい金やスパンコールだらけで、1人ずつデザインも違って、思ってた以上に豪華だったー。

・全然今しかないの「君のリアクションがでかすぎて〜」のところがすごい壮大なずっこけ方で笑ってしまったwみんななかなか立ち上がらなかったしwこの曲の披露、ダンスがあったり歌や煽りだけだったりと1曲の中でもパフォーマンスが変わってて、先が読めなくて楽しかった

・あとイントロがアレンジされて何の曲だかわからないけど、始まってみたらあの曲だった!というのがいくつかあって沸いた。Please Call Me→Beautiful world、全然今しかない、あとRomanticだったかな。ちょっとダークな感じもあって新鮮だった。

・各地で歌ってたのに&有名なのに&知らんけど多分いわゆる「大切な曲」なのにここでは歌わないんだ!?!?と思う曲がたくさんあったけど、実際にやった曲の中からから外れる曲が出るのも嫌だし、今回の選曲のライブを見られてよかった。

・リズム感皆無なので妄想ロマンスのクラップするところは完全に途中で見失ったw声出し練習コーナーがあって、会場を半分に分けて対決する形式だったから大人気なく燃えたwこのとき全方位からコールが降ってきて、私も一緒に思い切りできた。それまでも盛り上がってたけど、妄想ロマンス以降「声出し解禁ライブに来たぞ!」っていう実感が改めて湧いたな。あとこの曲がファン内外を問わず人気な理由も分かった。黙って見ててもかわいいけど、参加するとそれに加えてこっちも楽しい。

・道中で東京の街を歩きながら脳内で歌ってたトーキョーラビリンス、ライブで聴けて嬉しかったな。この曲「ミスったとてそれは過去のこと 今は今で最高さ」って歌詞がめちゃくちゃ好きで聞くたびに泣きそうになる。

・SHOOTING STARって今まで映像でしか見たことなくて、サビの良いところで顔隠すなんて不思議な振り付けやな…と思ってたんだけど、今回生でちょっと遠くから見てたらそこに迫力というか緩急があってすごくカッコよかった。

・映像・ソロやユニット・ゲーム・メンバー1人ひとりの挨拶などのコーナーがなく、詰め詰めでパフォーマンスをやっていたのが印象的だった。短い着替えタイム以外はずーっと5人でお客さんの前にいる。すごい技術と体力だし、それでいてずっと笑顔だから本当パワフルだった。

・アンコールで突如ファンサタイムが始まったんだけど、本当に全員で会場中を走り回ってた。ファンサタイムのことを形式によっては「場内練り歩き」なんて呼ぶけど、今回は「場内爆走」だったw誰がどこにいるのかキョロキョロ探して楽しかったし、ギリギリでステージに勢揃いできた時は沸いたw

・あたらしい生活、CUBERSを好きになる前から聴いていて、今もずっと好きな曲だから嬉しかったな。アレンジバージョンだったけど、ラップみたいなところも以前(ブルーレイで見た)と変わってたよね?さすがに全部は聞き取れないけど、ところどころわかったところは本当に良いことを言っていた。いつか全部文字で見たいけどそれは無粋?

・Fire Danceの「不揃いの影が5つも並べば〜」って歌詞で冒頭のシルエット演出を思い出したけど関係あるんかな

・しっとり系が続くところとダンスナンバーが続くところがあったけど、どちらも飽きずに釘付けだった。

・Bi'Bi'Bi' の途中で5人で肩組んで揺れてるの初見の動きで、まんまとかわち♡ってなったw

・大舞台のMCでびびるほど些細な話(ルンバを食事中に動かすことの是非とか)をなんか楽しげにしてて面白かったw

・アンコール4曲、どれもほのぼのした曲だったから笑顔で終われてよかったな。

・撮影OKだったアンコールのラスト曲「Circus」。私は相変わらずボロいiPhoneで撮ったし、個人の識別はできるけど表情はわからないくらいの位置で見ていたから、しばらくして他のお客さんが撮った推しカメラをSNSで探して見ていたら、みんなこんなにきらきらした良い顔で歌ってたんだと気づいて感動した。現地では明るくてゆるい雰囲気だったから全然わからなかった。上手に撮ってくれた人に感謝。公式も出てた→ https://youtu.be/sZGTFKxwd-M

・あと撮影OKって布教(宣伝するための新曲か、可愛いメンバーがいると知らせるためのファンサ曲)が目的のものだという認識なんだけど、今回は本当に「今日の記念に」と感じられる選曲とタイミングなのがちょっと嬉しかった……と思ってたんだけど2週間後に解散発表されて全てが腑に落ちたよね。でも歌詞もメロディもあの光景にぴったりハマってた

 

最後に

まず、めちゃくちゃ楽しい時間だった。時間が経っても鮮明に心に焼き付いているキラキラした思い出。かっこよくてかわいくて何より楽しくて、アイドルを見た!という満足感があるライブだったよ。

そもそも10ヶ月近くも前から告知してたことを予定通りにやり遂げるって、イベント界隈では当たり前なのかもしれないけどよく考えたらとても怖いこと。10ヶ月後に社会情勢やメンバー関係者お客さんそれぞれが「こうなっている」とわかることなんて何一つないし、予想することすらできない。そんな約束をみんな揃って守ってくれたことに感謝。

声出しとか振りコピみたいな客席が頑張る要素も、かなりメンバーみんなの言動でリードして自然かつ加速度的に盛り上げてて感動。お客さん側がメンバーのために送る声援も素敵だけど、個人的に今回は本当にメンバーの真似してたら楽しくなってきて自然にノリノリで参加してたみたいな感じだった。

あとこういうのって「いつも通り」を死ぬほど積み重ねた上に成り立っているんだなーと知った。この規模のアイドルならではなのかもしれないけど、毎月のように大小さまざまな公演があって生中継や配信もされるから、こっちもある意味見慣れるほどに色々な曲を何度も繰り返しやっている故の楽しさや特別感があったなと思う。


ライブ終わって約20日後にあった解散発表は予想してなかったし、とてもショックで悲しいけど、ものすごく驚いたというわけでは不思議となかったのが本音(ただ、TAKAくん引退と9ちゃん事務所退所はものすごく驚いた)。自分と同じ90年代生まれのメンバーに親近感があったから、年齢的なタイムリミットが理由なのは寂しかったけど、相当大きな決断だったんだろうなと勝手に想像した。

メンバーみんなのコメントやブログの内容も、LINE CUBEのチケット販促企画中や当日のステージ上で発表しなかったこと(そのころの状況は正確に分からんけど)も誠実でかっこいいと思った。発表から実際の活動終了まで9ヶ月あることは本当に嬉しいけど、カウントダウンが始まってからはどうしても寂しさが混ざるから、楽しさ100%の思い出もたくさん残してくれてありがとう。

LINE CUBEのライブをずっと「自身最大規模に挑戦!」と宣伝していたけど、たった5人でステージも会場もいっぱいに使っていて、むしろ狭いと思うほどだった。それこそ大人がこんなに元気いっぱいにできるなんて…と勇気づけられるようなパワーが、客席にどんどん伝播していく感じ。来月のフリーライブの会場はLINE CUBEより大きい豊洲PITで、あっという間に最大規模に更新かかった(まあ有料ライブしかカウントしないか)のはちょっと笑ったけど、その分とても楽しみだし、発表を聞いてすぐに行きたい!と思った。本当に前向きに駆け抜けるんだ…と納得もした。

 

当日自分で書いたメモに"アイドルとファンの間で交わす「またね」ほど互いに信じちゃいけない言葉はない(別に疑っているわけでもないけど)と思ってるのに、TAKAくんが最後の挨拶で「またね」的なことを言ってくれたから、つい自分からもCUBERSに「またね」と返したくなってしまった。"と縁起でもないことが書いてあった。その約束すらも守ってくれてまた感謝。

もともとが飽きっぽい人間だから、LINE CUBEのライブに申し込んだときは「当日まで9ヶ月もあるのか…果たして私はそのときまだファンなのか?」とちょっと不安だった。でもその期間が本当に楽しかったから、今から解散するまでの9ヶ月はきっと彼らを好きだ。最後までできるかぎり応援するよ!