「CUBERS」の曲について書きたいだけ書く その1

今年の6月上旬、男性アイドルの「CUBERS」に突然ハマった。

ここ3ヶ月あまり彼らの曲を見聞きしていて、感想を記録したくなってきたのでこの記事を立ち上げた。順不同に思いついたことだけ書いていきたいと思う。

書いてるうちに気づいたら10曲を超えていたので、複数記事に渡る予定。

エブリデイ・アイシタイ

CUBERSが気になったきっかけがまさにこの動画(公式MVでもないのに突然YouTubeのオススメに流れてきた。その時点で半年前の投稿が何故)。昔からアイドル全般が好きなので、CUBERSのことも2〜3年前から知っていた。斜に構えた一癖あるキャラの人たちという印象だったから、普通に楽しくて明るい曲を元気いっぱい歌っている意外性に惹かれて関連動画を見まくっていたら止まらなくなって今に至る。

少し目を離すとフォーメーションがガラッと変わっているダンスが見応えあって何度も見られる。サビでなぜか全員がセンターを向いてるところがおもしろかわいくてツボだ。

 

Circus

ラゾーナ川崎のライブ映像(YouTubeSNSにお客さん撮影がたくさんアップされてる。公式Instagramにも動画あり)を見て好きになった。自然光が似合うね。

ステージ上または裏のアイドルを歌った曲はいくつか思い浮かぶけれど、その中でも素朴でポジティブなところがいい。「せーので円陣を 抜け出せダンジョン」とかBPMをクラップして等間隔をロックして」とか、私はアイドルじゃないけれど光景が目に浮かぶ。「今が過去に着替えたら何でもないように去ってくから 少しくらい間違えたって気にしない」も、なんか能天気なんだかクールなんだかわからなくて好き。私もそんな心意気で生きたい。

そしてMVのロケ地がヤバいTシャツ屋さんの「ハッピーウエディング前ソング」と同じ場所であることになんかジワる。

 

強くあれ

強くあれ

強くあれ

めちゃくちゃSMAPみが強くて、絶対その界隈の人が作っただろとめちゃくちゃ勝手に予想して調べたら、Da-iCEの工藤さんの作詞作曲だった。

何もかもそのままでほっといていい、少し休んでいい、SNS見て安心してもいい、ズルしてもいいと全肯定の歌詞ですごい。並の応援ソングならこの中のどれかは否定するだろ。「どう思われたい こうあらなきゃいけないに 縛られていないで」ってところもストレートで好き。「強くあれ」というタイトルを、そう決められたわけじゃないと1回裏切りつつ、本当に強いとはどんなことかを教えてくれる感じ。

初めて聞いて好きになったのはバラードバージョンだったけど、やっぱりオリジナルも元気づけられて良い。カラオケのLIVE DAMに入ってるんだけど、素敵な歌詞もじっくり見られるしノリ良く楽しめるのでよく歌う。

 

あたらしい生活

この1曲だけリリース当時に末吉9太郎くんのTwitterでたまたま知って好きになり、それからずっと聴いていたしMVも毎日見ていた時期があった。今は「あたらしい生活」の単推しからCUBERSの曲の箱推しになったような感覚。

当時個人的に落ち込んでいたからこの曲の歌詞が刺さったと思う。電話の相手に「泣いてるの?」と聞かれて「この鼻声は 花粉症だって」的な嘘をついたこともあったし。ベタだけど1番最後の「思い通りに  いくことは 今までだって 一度もなかったから 今ここでくじける 理由もないさ」で一瞬バックの音がガツッと止まるところがカッコいいし、この歌詞みたいに考えられたらなんでも頑張れる気がする。落ち込んでいた時にハマった曲って、悩みから抜け出した後に嫌な思い出になって聴けなくなることが割とあるけど、これは変わらず好き。

MVで地味にずっと気になってるのが、デザイナー役の9太郎くん・サラリーマン役のTAKAくんと遊んでる他3人は何してる設定なんだろう。彼らはデザイナーやサラリーマンと違って1人でいるときも楽しそうなんだけど、大学生かフリーターか、カップ麺」の妖精?

 

今さらMiss you

今さらMiss you

今さらMiss you

1回聴いたらもう全部歌えるくらいメロディが頭から離れなくなった曲。謎の中毒性があってつい口ずさんでしまいそうになる。曲の長さが3分以下だから覚えやすいのかな。「待ってくれって言った僕に 見せた君の本当の顔」って歌詞が地味に不穏で心配になる。いったいどんな女だったんだ?普通に考えたらもう別の人と付き合っていたんだろうけどね。

あと、これCUBERS唯一の失恋ソングじゃない?と思ったけど、ジュディマリのあの曲のカバー「そばかす」があった。失恋ソングが少ないのは確かだと思う。

 

全然今しかない

カッコいい曲でずっと聴いていられるし、オススメを1曲だけ挙げよと言われたらコレかもしれない。「いつものファミレスで鬼のようにそこそこの味 このパスタ大好き」って歌詞を聞くたびに大学生に戻りたくなる。昼間のサ○ゼで騒いでる全能感に溢れた若者が目に浮かぶのに、俯瞰じゃ見れないといいつつそんな自分達を客観的に見てるクールな雰囲気もあって大人っぽいのがいい。リアルな陽キャ感。

パート分けとかダンスも、細かく全員に見どころがあって、ずっと見ていられるMVだと思う。カラオケで歌うとリズムに乗って大声出せるからめちゃくちゃ楽しい。アルバムの曲なのにJOYSOUNDにもLIVE DAMにも入ってる。

 

BOX

BOX

BOX

「歌詞の主人公が不登校」という、斬新だけど温かい曲。「誰のせいでも 親のせいでもなかったんだ だからどんどん 抜け出すことができなくなった」の徐々に視野が狭まっていく様子とか、「君に言いたくて 君に伝えたくて おいしかった」と思いつつ言葉にできない内気さに中学の頃を思い出して切なくなるし、友だちの優しさにこっちまで救われた気持ちになる。「一緒に机つけて」という歌詞にノスタルジーが爆発。

この曲でお弁当食べてた2人が進学後はファミレスでパスタ食べつつ騒ぐようになり、就職後は泣きながらカップ麺をすするのだろうか。「鮭にサラダ ハンバーグ」のお弁当だけ肉と魚が揃った超豪華版すぎて好き。

余談だけど、この曲を聴くと昔のみんなのうた「ノックは3回〜Knock Three Times〜」って曲を無性に思い出してしまう。

 

それじゃ、よろしく

後半の「ヨーグルトに何を入れたら 一番美味しいとか」からの歌詞がかわいすぎて一発で好きになった曲。えー何かな?としばし考えてしまうし、確かに身近な人と同じでも違っても絶妙にどうでもいい話題。私はいちごジャムが1番だと思います。

地味に冒頭「偶然と奇跡のさ 違いがまだ分からない」からのラスト「君の前に 僕いく時には 偶然の振りをして肩を叩くから」もかわいい。君と僕がすれ違うのは偶然じゃなくて本当は奇跡なんだよってこと!?と勝手に思っている。

ひかりTVのサブスク(月額350円)で見られるライブ映像「踊らないワンマン」のラストがこの曲なんだけど、楽しくて明るい雰囲気すぎて逆にめちゃくちゃ感動したのでオススメ。

 

Twilight

Twilight

Twilight

「今年は海に行かなかったし 花火も遠い絵空事の曲。おそらくCUBERS有数のよく知られた曲(vlogのBGMとして謎にライブ音源が定番化していて、Apple Musicでは「妄想ロマンス」に次いで聞かれている)で、私も普通に聴いたことがあった。カラオケに入れてほしい。改めて聞くと楽器の音がほわーんとしていて、お祭りの喧騒を離れた後やプールで遊んだ後を思い出す夏の終わりっぽさがある。

巷ではコロナ禍のアイドルとオタクを歌っている曲みたいに言われてるけど(普通の恋愛・友情と捉えてもいい曲なところが良い)曲自体はコロナ禍より前から存在するらしい。時代が後から追いついた感じで不思議。個人的に「初めてその名前 みんなが呼ぶの真似して 口に出したとき 左手 固まってた」って歌詞がかわいくて好き。握手会かな。

この曲はカラオケに入ってないけど、コード譜のサイトに載ってるウクレレで弾くと響きだけでエモい。

 

手を繋ごう

手を繋ごう

手を繋ごう

華やかで明るい気持ちになる曲。今時の曲っぽくなく、イントロ・間奏・アウトロがガッツリある曲なのもテーマパークっぽいワクワク感や余韻があって好き。間奏のピアノの音と、イントロとかに入ってる電子音にテンションが上がる。

「世界踊り出す どんなドレスでもいいから」が、よく分からないけどすごくかわいくて好きな歌詞。シャッフルで流れてくるとここでいつもハッとするというか、より耳を傾けたくなる。ファンタジーな曲かと思いきや、歌詞では普通の人たちを描いていて(僕ら全員で同じステップを 〜ってとこはアイドルっぽいけど)ただ歩いてるだけでも心ひとつでパレードにいるみたい、的な幸せに溢れていて好き。

 

多分、次回に続く。